一番の活力

こんな僕でも甲子園で優勝をした経験がある。

今まで自分が野球で残してきた実績は、野球の素質があったからだよと周りに言われることがある。

僕は、一度もそうと思ったことはない。


もはやそれが大学あたりからコンプレックスになっていった。


弱小の少年野球チームだったし、うちは比較的貧しい家だったので父親も朝夜働き、母親もずっと水商売、夜は家に両親がいない日が多かった。


そんな環境からか、小さい時からこんな弱小チームからでも甲子園で優勝できるんだよ、プロになって稼いでやるって気持ちが芽生え、毎日必死で練習してきた。

その気持ちが自分を成長させてくれたと思っている。


野球に没頭するきっかけがあったことは事実だが、素質があったとは今でも思ったことはない。

でも、素質がないからこそ自分なりに考え、自分がみんなより抜きん出れるところを必死で探したし、みんなが休んでる間に練習もたくさんしたし、みんながやらないことをしようとする意識がすごく強かった気がする。(みんながしないを追求しすぎて、頭が狂ったのか、中学校の廊下を一人でダッシュを何本も繰り返していたこともあった。)


中学生のチームに入り、一番始めに感じたのは3年生との実力、体力の差だった。

まるで大人を見ているようですごく悔しかった。

だから自分は、全体練習後、家に帰り1,500回の素振りを自分に課した。


人がやらないことをするから人と違う成果を得られると子供ながらに常に思っていた。

1,500回の素振りはのちに高校に入学し、手首をぶっ壊し、手術するハメになってしまったがその経験が今の自分を作っていると思っている。

手首をぶっ壊して入院し、担当の看護婦に一目惚れし、15歳の僕が25歳に告白して振られるという貴重な体験もさせてもらった。

もし、僕が恋愛も1日1,500回告白する勇気があったとしたら今頃、看護婦との熱い夜を過ごしていたのかも知れない。


もはや、今はその時の頑張りまくった貯金で生きているなと感じる。


頑張った貯金はもう底をついてきた。

今、その気持ちで仕事を出来ているだろうか?

人と違う努力を思いっきりしているだろうか?

ふと考えてみた。

まだまだ全然出来ていない。


ある尊敬できる友達に言われたこと

『次はビジネスの甲子園で会いましょう』

まさにそれだ、野球も仕事も遊びもなんでも同じ。

本気でやるかやらないか。


野球で測られることが嫌だから、ビジネスの貯金をたくさん積み上げていく。

野球ばっかやってそのあとパチンコばっかりしてた自分でもこんだけできるんだぞってところを見せて世界のカイジ達を救ってやる。


負けん気って大切だと感じたので書いてみました。


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